今年は、早くも梅雨に入りそうですね!
さて、いよいよ5月末からフィラリア予防が始まります。
フィラリアは蚊が媒介する「そうめん」みたいな心臓に寄生する寄生虫です。
感染犬の血中にいるフィラリアの子虫は、蚊に吸われて他の犬を蚊が刺したときに感染します。そして、2回脱皮して成虫になります。
実は、フィラリア薬はこの1回目の脱皮をした子虫にしか効かないのです!
だいたい感染後30日程度で1回目の脱皮をして、50日程度で2回目の脱皮をしてしまいます。この間にフィラリア薬を飲まないと、駆虫のタイミングを逃し成虫に成長してしまうのです。
これらのことから月に1度薬をのんで、脱皮した子虫の駆虫をすることが必要なのです。
フィラリア薬は、1か月効果が続くものではなく、飲んだタイミングで子虫を駆虫する薬なのです。
フィラリア薬を飲ませ忘れたり、12月まで飲ませなかった場合は、駆虫のタイミングをすり抜けたフィラリアが成長してしまう可能性がありますので注意しましょう。
血液検査でフィラリアに感染していないことを確かめてから、投薬を開始しましょう!!